生きるということは、絶対矛盾を生きるということである。
その意味を解説すると、人は生まれた以上は死ななければならないし、逆に言えば死ぬまでは生きなければいけないからである。
これを絶対矛盾と言わずに何と言おうか。シオラン曰く『存在しないより存在する方がましだということを証明するいかなる方法もない（悪しき造物主より）』。
だったと思うが、好きな言葉である。
今の時代はシオランが生きていた時代状況とよく似ていると思う。閉塞感に満ちていると思う。ファシストにとっては願ったり叶ったりの時代だろうが。
現に今の時代を評して、コロナファシズムとか、マスクファシズムとか、言える状況だと思う。マスクをしないという選択はほとんど余地がないと言える（本来は自由意志で決められるべきことであると思うが。）。
私もウォーキングやランニングの時ぐらいはマスクを外したいと思うが、勇気がないのでそうできない。
空気を読むというか、周りの無形の圧力でそうできないのである。
早くこのコロナが収まり、日常が戻ってくることを祈っている。
以上、雑感である。
